韓国軍の合同参謀本部は27日、北韓が韓半島東の海、東海(トンへ)に向けて、未詳の飛翔体を発射したと発表しました。日本のメディアは「弾道ミサイルの可能性がある」と伝えています。
合同参謀本部は現在、飛翔体の正確な飛行距離、軌道などを分析しています。
日本の防衛省も27日午後、北韓から弾道ミサイルの可能性がある飛翔体が発射されたとして、航行中の船舶に対し注意を呼びかけました。
NHKや共同通信によりますと、北韓は弾道ミサイルの可能性がある飛翔体を2回発射し、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側にすでに落下したとみられています。
飛翔体が弾道ミサイルと確認されれば、北韓による弾道ミサイルの発射は、今月4日以来で、ことしに入って2回目となります。
北韓は、来月に第9回挑戦労働党大会を控えており、内部の結束を固めるとともに、対外的に存在感を誇示する狙いから、武力示威に踏み切ったものとみられます。
今回の発射は、アメリカのトランプ大統領の「安全保障のブレーン」とされる国防総省のコルビー政策担当次官が、韓国を訪問している最中に行われました。
コルビー次官は、韓半島の防衛において、アメリカより韓国の役割を強調した新たな国家防衛戦略(NDS)の策定を主導した人物です。この戦略では北韓の非核化の言及も盛り込まれておらず、北韓問題はトランプ政権の主な関心事ではないとされていることから、今回の発射には、アメリカの関心を引く狙いもあるとみられています。