中国が、韓半島西の海、西海(ソヘ)の暫定措置水域付近に無断で設置していた構造物の一部を移動させていることについて、韓国政府は意味のある進展だとして前向きに評価しました。
韓国外交部は27日、「政府は、暫定措置水域内での一方的な構造物の設置に反対する立場を示し、中国と協議を続けてきた」としたうえで、「今回の措置を前向きに受け止めている」と明らかにしました。
また、この対応は、韓中関係の発展にも寄与する変化だとしました。
暫定措置水域は、韓国と中国のEEZ=排他的経済水域が重なる海域で、境界が決定されていないため両国は、この海域での資源開発や施設設置を自制することで合意しています。
韓国政府はこれまで、暫定措置水域に中国が無断で構造物を設置したとして問題提起を続けていて、今月行われた韓中首脳会談でも、この問題が議題となりました。
一方、中国側は、今回の構造物の移動について、韓国の要請や外交的圧力によるものではなく、中国企業が自主的に判断した結果だとする立場を示しています。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は今月7日、中国の上海で記者団に対して、管理用構造物については中国側が撤去の意思を示していて、実際に移動が行われる可能性が高いという認識を示していました。
政府は、管理用構造物が別の用途に転用される可能性が高いと判断し、優先して撤去を進めてきました。
今回、この構造物は移動される見通しですが、中国が養殖施設だと主張している2つの構造物は、依然として暫定措置水域内に残されています。