韓国南東部の慶尚南道(キョンサンナムド)昌寧(チャンニョン)郡で、アフリカ豚熱が発生し、大規模な防疫措置が取られています。
慶尚南道が4日、発表したところによりますと、アフリカ豚熱の発生が確認された農場で飼育されていた豚2400頭と、近隣の農場1か所の豚1500頭、合わせて3900頭を殺処分すると発表しました。
この農場では、ここ数日、豚の死亡が相次いだことから、防疫当局に通報し、中央防疫当局が4日未明、アフリカ豚熱の感染を確認しました。
防疫当局は感染拡大を防ぐため、昌寧郡と隣接する慶尚南道の6つの市・郡と、慶尚北道(キョンサンブクド)の一部地域、大邱(テグ)市を対象に、24時間にわたり、豚の移動やふん尿の搬出・搬入を一時的に停止する措置を取りました。
疫学調査チームも投入され、感染経路の調査が進められています。
慶尚南道と昌寧郡は、発生農場への立ち入りを禁じ、主要道路に防疫所を設置したほか、発生農場から半径10キロ以内の農場を防疫区域に指定し、移動制限や精密検査を行っています。
アフリカ豚熱は、人には感染しませんが、豚やイノシシに感染する、致死率がほぼ100%に近いウイルス性の疾病です。
韓国国内では2019年に初めて確認されて以降、おもに首都圏や江原道(カンウォンド)などの軍事境界線付近の地域で発生してきましたが、慶尚南道での発生は今回が初めてです。