医学部の定員増加などの影響で、ことし11月に実施される大学修学能力試験に再挑戦する浪人生が、16万人を超えるとの見通しが示されました。
教育サービス大手の鍾路(チョンノ)学院が9日発表したところによりますと、来年度の大学修学能力試験に再び挑戦する浪人生は16万人台前半になると予想されています。ここ20年で、浪人生の数が16万人を超えたのは、2005年度と2025年度の2回のみです。
教育業界では、医学部の定員拡大が主な要因になると分析しています。今週確定される全国の医学部募集人員は、年間で少なくとも500人以上増えると見込まれています。
さらに、地域医療の活性化を目指し、地域医療に従事することを義務付ける代わりに学費などを支援する「地域医師制」も一つの要因としてあげられています。
「地域医師制」は、首都圏以外の32の地域の医学部周辺の高校卒業生のみが志願できるため、合格ラインが相対的に下がる可能性があるとの期待から、再挑戦を後押ししているとみられます。
これに加え、最も難しい試験だったと言われている、去年の大学修学能力試験により、「一般選抜」の不合格者が大幅に増えたことも影響したと分析されています。ことしの、「一般選抜」での不合格はおよそ42万9千件と、前の年より7%近く増加しました。
また、「縁起が良い」とされる「丁亥(ひのとい)年・黄金の豚年」の2007年生まれの現役受験生が多い影響で、浪人生の数が多くならざるを得ない状況とされています。