北韓で、ロシアに派兵され戦死した兵士の遺族のために首都・平壌(ピョンヤン)に住宅が建設され、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長も出席して、住宅の完成を祝う式典が行われました。
朝鮮中央通信が16日に伝えたところによりますと、北韓の首都・平壌市内の「セビョル通り」と名付けられた地域に高層と中層のマンションが建設され、参戦した兵士の遺族が入居する予定だということです。
15日に行われた式典には、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が出席したほか、娘のジュエ氏や軍の関係者、兵士、市民などが参加しました。
金委員長は演説で、この通りを「国家の誇り」だと強調し、戦死した兵士の遺族を優遇する政策を重視していく考えを示しました。また、朝鮮労働党名義の住宅使用許可証を直接手渡したということです。
北韓は今回の事業を重要な成果だと強調していて、体制の結束を図るねらいがあるとの見方も出ています。
一方、北韓は今月下旬に平壌で、朝鮮労働党の重要会議である党大会を開くとしていますが、開催時期は当初の予想よりやや遅れています。これについて、住宅の完成式に合わせるためだった可能性があるとの見方も出ています。
韓国の政府系シンクタンク「統一研究院」の研究者は、地方の党代表による会合が終わってから党大会まで通常より間隔が空いているとして、竣工式に合わせて日程が調整された可能性があると指摘しています。