北韓は、今月下旬に開催予定の第9回党大会を前に、新型の600ミリ多連装ロケット砲を公開しました。
朝鮮中央通信は19日、前日に平壌(ピョンヤン)で「600ミリ超大型放射砲」と称する多連装ロケット砲50門の「贈呈式」が行われたと伝えました。
朝鮮中央通信によりますと、この2か月間に増産されたロケット砲50門は党大会に贈呈され、会場となる「4・25文化会館」に展示されたということです。
今回の改良型は4軸、つまり8輪の発射車両に発射管5基を搭載し、従来の4基型より火力が強化されたとしています。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は「戦術弾道ミサイルの精度と放射砲の連射能力を組み合わせた兵器だ」と主張したうえで、戦略的な任務の遂行にも適していると述べ、核弾頭の搭載を示唆した可能性もあります。さらに、AI技術や複合誘導システムを導入した点についても強調しました。
ロケット砲の射程は、最大でおよそ400キロとされ、韓半島のほぼ全域が射程に入ります。韓日米の情報当局は、これを事実上の短距離弾道ミサイルに分類しています。
北韓は先月にも試験発射を行っており、今回の公開で実戦配備が近いとの見方も出ています。
今月下旬に開催予定の第9回党大会では、今後の国防力強化の方針が示される見通しです。