航空機内に持ち込んだモバイルバッテリーによる火災事故が国内外で相次いでいることを受けて、韓国の航空会社は、機内でのモバイルバッテリーの使用を全面的に禁止しました。
ティーウェイ航空は23日から、機内でモバイルバッテリーを充電したり、モバイルバッテリーで携帯電話などの電子機器を充電したりする行為を禁止すると発表しました。これにより、旅客便を運航する11社すべての航空会社がモバイルバッテリーの使用禁止措置をとることになります。
モバイルバッテリーの機内持ち込みは認められますが、端子部分に絶縁テープを貼るか、個別のポーチに入れるなどのショート(短絡)を防止する措置を講じたうえで、座席の前にあるシートポケットなど、目に見える場所に保管しなければなりません。またモバイルバッテリーを預け手荷物の中に入れて運ぶことはできません。
航空業界は、リチウムイオン電池が充電中に過熱した場合、機内で直ちに消火することが困難だと説明しています。昨年、金海(キメ)国際空港では、離陸準備中の旅客機内でモバイルバッテリーによる火災が発生し、機体が大きく損傷する事故が起きました。
ドイツのルフトハンザ航空やUAEのエミレーツ航空もすでに機内でのモバイルバッテリーの使用を禁止しており、日本も4月から日本発の航空便での使用を禁止する方針です。
ただ、一部のLCC=格安航空会社では機内に電源ポートがない機種が多く、乗客の不便が予想されています。