日本の元祖・国民的アイドル、松田聖子さんが、デビュー46年目で初めてとなる韓国公演を行いました。会場には、日本からのファンだけでなく韓国の若者も多く詰めかけ、昭和の名曲に酔いしれました。
松田さんは22日、仁川(インチョン)のインスパイア・アリーナでデビュー45周年記念コンサートを開き、1980年代の昭和を代表するヒット曲を披露しました。
コンサートは代表曲の「青い珊瑚礁」で幕を開け、会場は冒頭から総立ちとなって歌い出すなど、大きな熱気に包まれました。
会場の半分以上が日本からのファンで、韓国の観客は10代から30代が6割ほどを占めました。若い世代の来場は、Kポップグループ「NewJeans」のメンバー、ハニさんが2024年の東京ドーム公演で「青い珊瑚礁」をカバーしたことがきっかけになったとみられています。
公演で松田さんは、「渚のバルコニー」や「赤いスイートピー」などのヒット曲を次々と披露したほか、ドラムやギターの演奏も自ら行い、変わらぬライブパフォーマンスを印象づけました。
また、韓国語で「スンドゥブチゲが好きです」とあいさつすると、大きな拍手が起きました。
今回の公演について朝日新聞は、「80年代の象徴のアイコンと2020年代の感性による必然的な出会い」と評価しています。
松田さんの楽曲は、日本の大衆文化が開放される前に海賊版のレコードで親しんだ韓国の中高年層には懐かしさを呼び起こし、若い世代には洗練された名曲として受け止められたと分析しています。