イランに対するアメリカの軍事攻撃の可能性が指摘されるなか、イランにある韓国大使館は、在留韓国人に対し「速やかに出国するよう」呼びかけました。韓国政府として、アメリカとイランによる軍事衝突の懸念が差し迫っていることを、事実上公式に認めた形です。
イランの韓国大使館は22日、ホームページに掲載した通知の中で、「最近の報道では、アメリカによるイラン攻撃の可能性や、それに対するイラン側の報復予告などにより、域内の緊張が急激に高まっている」と指摘しました。
そして、現地の情勢が急激に悪化した場合、民間の航空便の運航が停止されるおそれがあるとして、緊急の用事がないかぎり速やかにイランから出国するとともに、渡航を予定している人に対しては、中止や延期を検討するよう呼びかけました。
現在、イラン全域には、4段階ある韓国の渡航警報のうち、上から2番目の「出国勧告」が出されています。情勢がさらに悪化した場合、民間機の運航が全面的に停止する可能性があります。
これに先立ち、アメリカのトランプ大統領は現地時間の20日、イランの核問題をめぐる両国の交渉が行き詰まる中、イランに対して譲歩を迫りながら、「2週間以内に軍事介入するかどうか決断する」と述べて、攻撃を行う可能性を示唆しています。