北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、平壌(ピョンヤン)で開かれている朝鮮労働党大会で、最高指導者である党総書記に再選されました。
北韓国営の朝鮮中央通信は23日、前日に開かれた第9回党大会4日目の会議で、「金正恩同志を朝鮮労働党総書記に推薦する決定を全会一致で採択した」と伝えました。
推薦する理由について、「金委員長の指導のもと、核戦力を中核とする戦争抑止力が飛躍的に高まった」としています。今後も、核・ミサイル能力の強化路線を維持する姿勢を改めて示したものとみられます。
北韓は党が国家を指導する体制をとっていて、党のトップである総書記は国の最高指導者にあたります。北韓は一党支配体制で、事実上の独裁国家ですが、党大会での「選出」という形式を通じて、体制の正統性と内部の結束を確認する意味合いがあります。
朝鮮労働党の規約では、5年ごとに開かれる党大会で総書記を選出すると定められており、今回の再選によって、政権発足から15年となる金委員長の「唯一指導体制」を固めたものとみられます。
党大会は北韓の最高意思決定会議と位置づけられ、今月19日から行われています。大会は23日以降も続く見通しで、新たな武器開発の方針や、アメリカや韓国に対する対外政策が示されるかが焦点となります。