去年、韓国を訪れた外国人観光客は1900万人に迫り、過去最多となりました。一方で、観光収支は3年連続で100億ドルを超える赤字となりました。
観光専門の調査会社、ヤノルジャリサーチが24日に発表した報告書によりますと、去年の訪韓外国人は1893万7000人で、2019年を8.2%上回りました。
観光収入は218億9000万ドルと2019年より5.5%増えましたが、1人当たりの支出額は1155.8ドルに減少し、収益性は悪化したと分析しています。
滞在期間が短いクルーズ客の急増や、免税店の売り上げ減少が主な要因だと指摘しました。
一方、医療観光の消費額は2兆796億ウォンと2019年の5倍以上に増え、新たな成長分野として定着しつつあるとしています。
しかし、韓国人の海外旅行支出が拡大した影響もあり、観光収支は107億6000万ドルの赤字となりました。
報告書は、インバウンドの量的拡大だけでなく、1人当たりの支出を高める戦略がなければ、赤字が固定化する可能性があると指摘しています。
また、中国が日本旅行の自粛を呼びかけた影響で、中国人観光客が韓国に流入すれば、赤字改善の転機になる可能性があるとの見方も示しました。