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南極で不明の越冬隊員 1人死亡 7人は救助

Write: 2003-12-09 00:00:00Update: 0000-00-00 00:00:00

南極で不明の越冬隊員 1人死亡 7人は救助

南極で行方不明になっていた韓国の越冬隊員8人のうち、1人は、死亡しましたが、残り7人は、救助されました。この事故は、先週6日、南極を離れる第16次越冬隊員24人を海上10キロ離れたチリ基地まで2隻のボートで送り届けた隊員たちが、世宗科学基地に帰る途中、気象が悪化して、3人が乗ったボートの行方が分からなくなりました。そして翌7日捜索に向かった5人乗りのボートも、「高い波で転覆した」という連絡を最後に消息を絶ちました。このため8日、近くに散在する各国の越冬隊員らが、捜索に当たった結果、韓国時間で8日午後10時20分頃、ロシアの救助隊が中国基地にほど近いアンドリー島で韓国人隊員4人を発見して救助し、近くの海からチョン・ジェキュ隊員(27)の遺体を収容しました。また最初に行方不明になっていた3人もチリ基地と韓国基地の間にあるネルソン島に避難しているのをチリ空軍のヘリコプターが無事救助しました。亡くなったチョン・ジェキュ隊員は、ソウル大学の大学院生で地球環境科学を担当する研究員でした。ボートが転覆した時、チョン隊員だけが違う方向に投げ出されてそのまま海に沈み、残り4人は、手をつなぐようにして泳いで、岸に上陸しました。そして手がまひするようになりましたが、雪を飲み込んで耐えていたということです。またネルソン島にいた3人もチョコレートと雪を食べながら救助を待っていました。最初に救助された4人は、チリ空軍のヘリコプターで、世宗基地に戻り、後で発見された3人は、体温が低下していたためチリの病院に運ばれ、手当て受けています。

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