狂牛病耐性の牛を開発 ソウル大の黄教授
Write: 2003-12-10 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
狂牛病に対して耐性を持つ牛が、韓国の研究チームによって、初めて開発されました。ソウル大学獣医学科の黄ウソク教授は、牛の脳から、狂牛病を引き起こす「蛋白質のプリオン」を取り除いたクローン牛4頭を作り出したと、9日、国際特許を出願しました。狂牛病は 牛の脳が、スポンジ状に侵されて死ぬ病気で、1986年、イギリスで初めて発見されてから、これまでに世界の23カ国で、20万頭あまりの牛が感染し、被害額だけで、数十兆ウォンにのぼっています。ソウル大学の研究チームによりますと、いま妊娠している牛15頭から、さらにクローン牛15頭が生まれると、遺伝子検査を経て、日本の筑波にある日本動物衛生高度研究施設に送り、韓国と日本の共同研究を通じて、生体抵抗性の検証を行うことになるということです。
盧武鉉大統領はこの狂牛病の耐性を持つ牛の誕生を祝って、10日、ソウル大学病院の中にある臨床医学研究所を訪れました。盧武鉉大統領はこの中で、「狂牛病にかからない牛の開発は、世界の畜産業界の狂牛病に対する恐怖の念を追い払うことになる画期的なことだ」と、研究チームの成果をほめたたえました。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-07-16
ソウル・暮らしのおと
2025-07-18
韓国WHO‘SWHO
2025-06-16