イラクのフセイン元大統領が、アメリカ連合軍によって生存したまま拘束されたと、イラクの米英占領当局のポール・ブレマー行政官が、14日公式発表しました。それによりますと、フセイン元大統領は、韓国時間14日午前0時頃、出身地のティクリート近くの農家の穴の中に隠れていたのが見つかり、そのまま拘束したということです。フセイン元大統領は、変装のため長いあごひげを伸ばしていましたが、アメリカ軍は、この男がフセインかどうかを確認するため血液検査と、DNA鑑定を行った結果、100%フセイン元大統領に間違いないことが分かり、公式発表に至りました。これについて韓国の外交通商部は、イラク駐在韓国大使館に情報の把握を指示するとともに、李光宰(イ・クァンジェ)アジア中東局長を中心に緊急会議を開いて、フセイン元大統領の拘束が、イラク情勢の安定におよぼす影響と追加派兵の時期などについて検討しています。