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サイエンス

地球温暖化で済州島の生態系が亜熱帯化

Write: 2007-07-11 15:16:32Update: 0000-00-00 00:00:00

地球温暖化の影響で済州島の生態系が亜熱帯化する変化が起きています。
環境部と気象庁によりますと、済州島の年平均気温は、毎年わずかながら上昇し、1924年から2004年までの81年間に合わせて1度6分上がりました。
周辺の海水の温度もこの30年間で0度8分以上上昇し、亜熱帯地域に生息する南方系の魚類が見られるようになりました。
また海底が石灰藻類でおおわれる白化現象が進んで海藻類がなくなりつつあり、サザエやウニ、アワビも減少しています。
さらに、カツオドリやカンムリカッコウなどの熱帯性の鳥類も、ここ1年の間に姿を見せるようになりました。
一方、1800種余りの高山植物が亜熱帯・温帯・冷帯と高度に従い垂直の山林帯を形成していた標高1950メートルの漢拏(ハンラ)山は、気温の上昇で温帯性に属する松林が寒帯性植物のチョウセンシラベ林に侵入し、世界で唯一の純粋チョウセンシラベ林の面積が減少しています。
また、1日の降水量は10ミリまでの日が減少した一方で、100ミリ以上を記録する日が1980年代に比べて急増するなど、集中豪雨が発生する可能性が高まっており、島の海水面も30年間で22センチ上昇しました。

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