北韓は国家予算に占めることしの国防費の割合を、2005年以来8年ぶりに増やしたことがわかりました。
労働党の機関紙「労働新聞」は、1日に開かれた最高人民会議で、崔光鎭(チェ・グァンジン)財政相が「アメリカと追従勢力の無分別な戦争挑発の策動に対抗し、全面対決戦を展開できるよう、国家予算の16%を国防費に充てる」と述べたと2日、報じました。
これは去年に比べて0.2ポイント多いもので、北韓が国防費の割合を増やしたのは、2005年以来8年ぶりです。
しかし労働新聞は、国家予算の総額は明らかにしませんでした。
専門家は、北韓がことし、経済発展と核武装を同時に進めるとする新しい政治路線を採択したことから、核兵器の開発に例年より多くの資金を投入するために国防費の割合を増やしたものとみています。