日本の小野寺防衛相がステルス戦闘機「F35」のアジア太平洋地域の整備拠点を日本に誘致したいとの考えを示したことについて、韓国の防衛事業庁は11日、導入を進めている「F35」の整備を日本で行う考えはないことを明らかにしました。
小野寺防衛相は8日、アメリカ・テキサス州フォートワースで、航空自衛隊が導入を決めている、アメリカのロッキード・マーティン社の最新鋭ステルス戦闘機「F35」の工場を視察し、アジア太平洋地域の「F35」の整備拠点を日本に誘致する考えを明らかにしました。
次期戦闘機として「F35」戦闘機を導入することを決めている韓国では、戦闘機の整備を日本でした場合、韓国空軍の作戦記録が日本に漏れるおそれがあると心配する声が上がっていました。
これについて、韓国防衛事業庁のペク・ユニョン報道官は11日の記者会見で、「F35の整備をどこでするかは、韓国が決められるようになっている」と述べ、韓国は「F35」の整備を日本で行う考えがないことを明らかにしました。