三星電子がアメリカのアップルのデザイン特許を侵害したとして、5億3900万ドルを賠償すべきだという、アメリカの裁判所の陪審員による評決が出ました。
ブルムバーグ通信が現地時間の24日に伝えたところによりますと、カリフォルニア州北部の サンノゼ連邦地裁の陪審員団は、アップルが三星電子に対して起こしたデザイン特許侵害損害賠償訴訟で、三星電子がアップルに5億3900万ドルを賠償すべきだと評決しました。
この訴訟は2011年から進められてきており、アメリカの裁判所は三星電子がアップルのデザイン特許を侵害しているという判決を言い渡しましたが、最高裁判所は、賠償額の算定基準に問題があるという三星電子の上告理由を受け入れ、原審を破棄し差し戻しました。その後、損害賠償額を算定しなおすための裁判が進められてきました。