世界でもっとも高い人工の構造物を転落防止ネットなしで登る、フランス人フリークライマーのアラン・ロベールさん(55)が6日、ソウルにある世界で5番目に高い123階建てのビル「ロッテワールドタワー」を許可なしで素手で登っていたところ、警備官に逮捕され、取り調べを受けました。
ソウル松坡(ソンパ)警察署によりますと、6日、ロベールさんを業務妨害の疑い、ローベルさんを手助けした同僚1人を業務妨害幇助の疑いでそれぞれ逮捕して、取り調べを行ったということです。
ロベールさんは6日午前8時ごろから3時間にわたって、ロッテワールドタワーの外壁を許可なしで素手で登っていたところ、ロッテワールドタワー側からの通報を受けて駆けつけた警察官によって75階で逮捕されました。
取り調べでロベールさんは、「南北和解ムードを祝うため、ロッテワールドタワーの外壁を登った」と話したということです。