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国際

米国務省 「南北の関係改善 非核化が不可欠」

Write: 2018-08-14 13:22:47

米国務省 「南北の関係改善 非核化が不可欠」

Photo : YONHAP News

韓国と北韓が来月に平壌(ピョンヤン)で首脳会談を行うことで合意したことについて、アメリカ政府は現地時間の13日、南北関係の改善には北韓が非核化に向けて具体的な措置を取ることが不可欠だとする立場を強調しました。
アメリカ国務省のナウアート報道官は13日、「南北の関係改善は北韓の核問題の解決と切り離して進めることはできない」としたうえで、「北韓に対する一致した対応をはかるため、韓国と緊密に接触している」と述べ、南北の関係改善や経済制裁の緩和には北韓が非核化に向けて具体的な措置を取ることが不可欠だとする立場を強調しました。
これは、北韓による非核化に向けた具体的措置がないまま南北関係が進展することを警戒する一方で、北韓問題における韓米の連携を再確認したものとみられています。
これについて、アメリカのCBS放送は、「トランプ政権は南北対話を支持しながらも、北韓が望む‘終戦宣言’は、核兵器を廃棄した場合に限って可能であるという断固とした立場を堅持してきた」としています。
アメリカのメディアは、3回目の南北首脳会談が、米朝の非核化交渉の膠着状態を打開できるきっかけになるかどうかに注目しています。
ワシントンポスト紙は、「トランプ政権が北韓の非核化に向けた説得で行き詰まっている一方で、南北関係の改善は少しずつ進展している形だ」としています。
また、ブルームバーグ通信は、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、米朝の間でバランスを保つ難しい役割を担うことになった」としたうえで、来月の南北首脳会談が2回目の米朝首脳会談に向けた土台になるだろうという見方を示しました。
一方、アメリカと北韓は、ポンペイオ国務長官が今月下旬に北韓を訪問することで合意したもようで、南北首脳会談に先立って非核化に向けた議論が進展する可能性もあるものとみられています。

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