朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は19日、ソウルの「江北」一帯の交通網を拡充する考えを明らかにしました。
ソウル市の中心部を流れる漢江の南の一帯を「江南」、北の一帯を「江北」と呼んでいますが、「江南」はもともとはソウル郊外の農村だったのが1970年代以降に急速に開発が進み、一方の「江北」は「江南」に比べると相対的に開発が遅れていました。
朴元淳市長は「江南」と「江北」の格差を解消する方策として、軽量交通機関の軽電鉄を新たに4路線建設することにしました。
また、ソウル住宅公社やソウル人材開発院などのソウル市傘下の公共機関の本社を「江南」から「江北」に移転することにしました。
さらに、放置された空き家を買入れ、若年層や新婚夫婦を対象に供給する「都市再生プロジェクト」に着手することにしました。
朴元淳市長はこうした構想を任期が終わる2022年までに実行することにして、1兆ウォン相当の特別予算を編成するとしています。