カトリック教会のトップであるフランシスコ・ローマ法王の北韓訪問のため、ローマ法王庁が実務レベルの準備を行いはじめた模様です。
フランシスコ法王は、10月、韓国の文在寅(ムン･ジェイン)大統領と面談した際、｢北韓から公式の訪問要請が来た場合、必ず返事する予定だ。北韓訪問を希望している｣と述べていました。
法王庁の関係者によりますと、法王庁はフランシスコ法王の北韓訪問に向けて、来年中の訪問のための実務レベルの準備をはじめたということです。
また、法王庁と北韓は、およそ4年前から公式な連絡が途絶えている状態ですが、法王庁は北韓で活動する慈善団体を通して北韓との接触を続けてきたということです。
一方、一部のメディアから、フランシスコ法王の来年度の日程表に北韓訪問が予定されていないと報じたことに対し、｢北韓から公式の招待状が届いてないので、現段階で日程に含まれていないのは当然だ｣と指摘しました。
さらに、｢フランシスコ法王は北韓を訪問したいという意志をはっきり表明しており、法王庁としてはとりあえず北韓から公式の招待状が届くのを待つつもりである｣と強調しました。