インスタントラーメンなどを製造する韓国の食品メーカー「三養（サムヤン）食品」が、日本に販売法人「三養ジャパン（SAMYANG JAPAN）」を設立することになりました。
三養食品が29日、発表したところによりますと、最近、日本で激辛麺「ブルダック炒め麺」シリーズの需要が伸びていることから、市場拡大のため日本に販売法人「三養ジャパン」を設立することにしたということです。
三養食品の日本への輸出は、「ブルダック炒め麺」シリーズが本格的に販売され始めた2016年から去年まで年平均2倍以上に増えています。
主な輸出商品も、2016年の「カムジャ麺（じゃがいもラーメン）」、「キムチラーメン」などから、おととしは、「ブルダック炒め麺」、「チーズブルダック炒め麺」、「カルボブルダック炒め麺」などに広がりました。
三養ジャパンは、販売ルートをコンビニや大型スーパーなどに拡大するなど、流通のネットワークづくりを進めるほか、日本の需要を考慮してカップラーメンの品揃えを強化する方針です。
また、「ブルダック炒め麺」のキャラクターを活用したマーケティングに力を入れ、認知度を高めたい考えです。
三養食品の関係者は、「日本は、インスタントラーメンの消費規模が6兆ウォンに上る、世界で3番目に大きい市場だ。三養ジャパンを拠点に、日本での足場を固めていく」と話しています。