メニューへ 本文へ
Go Top

政治

文大統領の腹心が世論操作 大統領選の正当性問われる

Write: 2019-01-31 13:55:54Update: 2019-01-31 16:41:57

文大統領の腹心が世論操作 大統領選の正当性問われる

Photo : YONHAP News

2年前の大統領選で当時の文在寅(ムン・ジェイン)候補を当選させる目的などでネット上で不正に世論操作をした罪で、文大統領の腹心とされる金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事が30日、実刑判決を言い渡されたことで、大統領選挙の正当性が問われるなど波紋が広がっています。
ソウル中央地方裁判所は30日、金慶洙被告に対して2年前の大統領選で「ともに民主党」候補を当選させる目的で、プログラムを用いてネット上に書き込みをするなど不正に世論操作した業務妨害罪で懲役2年の実刑判決を言い渡しました。金知事は、判決後、法廷で拘束されました。
金慶洙被告は、自他ともに認める文大統領の腹心とされます。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に演説企画秘書官として当時の民情首席秘書官だった文大統領と大統領府青瓦台でともに勤務し、2012年の大統領選では随行チーム長、2017年の大統領選では報道官を務めました。
今回の判決について、ともに民主党は、「元徴用工訴訟をめぐって、日本の最高裁にあたる韓国大法院が韓日関係悪化を懸念する前の政権の意向に沿い、判決を先送りしたとして、このほど、前大法院長を逮捕したことに対する司法府の報復だ」として、判決を受け入れられないと反発しています。
しかし、最大野党の自由韓国党など野党側は、金慶洙被告が有罪判決を言い渡されただけに、2年前の大統領選の正当性を疑わずにはいられないと主張しています。
また、野党側は、文大統領がこのことを認知していたかどうかについての司法的な判断も必要だとして、総力を挙げて攻勢をかけています。
こうしたなか、政局の行き詰まりはさらに深刻化し、国民生活にかかわる法案や、改革法案の成立に向けた党派を超えての協力は見込めない状況になりました。
金慶洙被告は31日、 弁護士を通じて判決を不服として控訴しました。
青瓦台は、金慶洙被告に対する有罪判決について、上級審での最終判決が出されるまで見極めるという立場を示しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >