世界の電気自動車(EV)用のバッテリー市場は、去年、2倍近くも成長し、韓国、日本、中国の5つのメーカーが市場を分け合う構図が強くなっていることがわかりました。
エネルギー業界専門の市場調査会社「SNEリサーチ」によりますと、去年の世界の電気自動車用バッテリーの出荷量は109.8GWh(ギガワット時)に相当し、おととしに比べて1.8倍に増えました。
メーカー別の市場シェアは、中国のCATLが23.0%で最も高く、次いで、日本のパナソニック21.9%、中国のBYD12.8%、韓国のLG化学10.2%、サムスンSDIが5.5%の順でした。
これら5つのメーカーのシェアの合計は、2017年には56.1%だったのが、去年は73.4%に拡大していて、上位5つのメーカーが市場を分け合う構図が強くなっています。
韓国勢では、LG化学の市場シェアが2016年の4.3%から去年は初めて2桁となり、サムスンSDIは、2016年の3.1%から去年は5%台に拡大しています。