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社会

慰安婦被害者 外交文書公開をもとめ裁判所に手紙送る

Write: 2019-03-08 14:50:55Update: 2019-03-08 14:56:00

慰安婦被害者 外交文書公開をもとめ裁判所に手紙送る

Photo : KBS News

慰安婦問題をめぐる2015年末の韓日合意をめぐって、交渉経過に関する情報公開をもとめた裁判で、元慰安婦の女性が外交部による文書の公開を求める手紙を裁判所に送りました。
民主社会のための弁護士会に所属するソン・ギホ弁護士は7日、 慰安婦被害者のキル・ウォンオク氏(92)がソウル高等裁判所に提出した、手書きの文書を公開しました。
文書は、慰安婦問題をめぐる韓日合意の外交文書を公開するよう、外交部に命じてほしいと訴える内容となっています。
ソン弁護士は、2015年末に韓日合意の発表を受けて、旧日本軍と日本政府が強制連行を認めたかどうかの確認を求めて、外交部長官に交渉経過に関する情報公開を求めましたが、外交部長官がこれを拒んだため、 2016年2月、外交部を相手取って訴訟を起こしました。
ソウル行政裁判所は1審で、「日本との外交的な信頼関係に不利益をもたらす可能性がある」としたうえで、「韓国国民は、日本政府がどのような理由から謝罪や支援を行うのか、その合意の過程がどのように進んだのかを知る必要がある」という判断を示しました。
しかし外交部は、外交文書は原則、公開できないとして控訴し、おととし1月から控訴審での審理が続いています。
外交部は、外交文書は原則として30年間は非公開となっていて、30年後に外交文書公開審議会の審議を経て公開することができるとしています。控訴審判決は来月18日に言い渡されます。

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