韓国政府は、北韓とアメリカの今後の関係について、「過去のような対立状態に戻ることはないだろう」という見解を示しました。
大統領府・青瓦台の関係者は、17日、記者団に対し、先月の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったものの、北韓もアメリカも過去の対立状態に戻ることは望んでいないと強調しました。
さらに、「北韓とアメリカの関係はかなりの進展を成し遂げており、双方はいずれも過去のような状態に戻ることは事実上厳しいと見ている」と述べました。
こうした発言は、先月末の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったあとも、双方とも強硬な姿勢を崩さず、相手に圧力をかけている状況のなかで出された発言として注目されます。
この関係者はまた、トランプ大統領やビーガン北韓担当特別代表など、アメリカの複数の関係者が韓半島の非核化に向けた北韓との交渉再開の必要性を強調していると述べました。
また、北韓とアメリカの交渉再開のために韓国の役割の重要性も高まっているとし、韓国とアメリカは最終目標に到達するための協議の進め方などをしっかり共有しており、意見の違いもないと説明しました。
さらに、韓半島の非核化に向けて意味のある進展を成し遂げるために、韓国政府は最善を尽くしていく方針であると述べました。