北韓が4日に発射した飛翔体について、韓国とアメリカ、日本は、いずれも北韓に対する批判を控えるなど、慎重な姿勢を示しています。
匿名の政府の当局者は6日、「韓日米の反応は予想通りだ。各国とも、北韓の今回の飛翔体発射に大げさに対応することは、戦略的にも、国内政治的にも賢明ではないという認識を持っている」と述べました。
しかし、北韓の今回の飛翔体発射は、「緊張の中の平和」と言えるような今の状態を突き崩すのは簡単だということを示すものであり、北韓の核問題をめぐる米朝対話の再開に向けた努力が必要だと指摘する声が出ています。
9日からアメリカのビーガン北韓担当特別代表が韓国を訪問し、韓米の間で北韓の核問題について協議する予定です。9日には、韓国とアメリカ、日本による定例の防衛実務者協議(DTT)もソウルで開かれることになっており、北韓の今回の挑発を受けて3か国がどのような連携を取るのか、注目されます。