韓国駐留アメリカ軍のロバート・エイブラムス司令官は、先ごろ北韓がミサイルを発射したことについて、「通常の軍事訓練」とする見解を示しました。
アメリカ政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ」が24日、報じたところによりますと、エイブラムス司令官は、現地時間の22日、ハワイ・ホノルルで開かれたシンポジウムで、北韓のこのところのミサイル発射について問われ、「全世界の軍は、通常、訓練を行っている。北韓の最近の動きは、韓半島の安全保障状況を変化させているものではないと考える」と答えたということです。
エイブラムス司令官はそのうえで、「米朝間の外交の扉は開いている」と述べました。
そして去年9月に締結された南北軍事合意について、「信頼構築措置が盛り込まれており、間違いや判断ミスの確率を根本的に減らし、韓半島に緊張緩和をもたらしている」と述べました。