国連安全保障理事会の会議に出席するためニューヨークを訪問している潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は現地時間の11日、 国連本部でグテーレス事務総長と面談し、韓半島の平和に向けた国連の持続的な支持と役割を要請しました。
潘前国連事務総長はこの日、グテーレス事務総長に対し、南北首脳会談や米朝首脳会談が開催されるごとに、支持と激励のメッセージを送ってくれたと感謝の意を伝えたうえで「韓半島の状況は依然として重要だ。国連とグテーレス事務総長が韓半島を巡る問題に関心を持って今後も支持と激励をしてくれるようお願いしたい」と述べました。
潘前国連事務総長は、韓国政府が北韓への人道支援のため国際機関に800万ドルを送金したことも伝えたということです。
これに対してグテーレス事務総長は、最近、北韓との対話が積極的に行われていない状況について懸念を示した一方で、持続的な対話の必要性に触れ、そのための支持と激励を今後も行っていくという意向を伝えたということです。
潘前国連事務総長は、12日に紛争の予防と調整をテーマに開かれる安保理会議に出席する予定です。