カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した韓国映画「寄生虫」(英語名・パラサイト)は、22日(現地時間)、フランスで観客動員数が68万1122人を記録し、フランスで公開された韓国映画では歴代1位となりました。
これまでフランスでの観客動員数がもっとも多かった韓国映画は、2013年に公開された「雪国列車」で、観客動員数67万8049人で過去6年間にわたり1位の座を守っていました。
「寄生虫」と「雪国列車」はどちらも奉俊昊(ポン・ジュノ)監督の作品ですが、「寄生虫」は韓国を背景に、奉監督が書いた脚本を国内の俳優が演じたのに対し、「雪国列車」はフランスの漫画を原作に作られ、ハリウッド俳優が起用されたという点で異なります。
一方、「寄生虫」は、17日には「メン・イン・ブラック:インターナショナル」などのハリウッド映画を抑え、フランス全体のチケット売り場で売上げ1位を記録したということです。
「寄生虫」は韓国やフランスに次いで、スイス、香港、ベトナム、インドネシアでも公開され、27日にはシンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、28日には、台湾でも公開される予定です。