独島（トクト、日本でいう竹島）を訪れた観光客が手紙やはがきを送れるよう船着場に郵便ポストが設置されることになりました。
文化財庁が9日、発表したところによりますと、文化財委員会は最近、慶尚北道（キョンサンブクト）の地方郵政庁が独島への郵便ポスト設置のために申請した「独島天然保護区域の現状変更」を審議し、条件付きで承認したということです。
独島には、警備隊の宿舎前に郵便ポストが設置されていますが、一般の人は利用できません。
専門家らは検討意見書で、「文化財の景観に多少影響を与える可能性があるが、設置しようとする場所がコンクリートで人為的に作った船着場であるため、象徴的な意味を持つ事業を優先するのが妥当だと判断した」と説明しました。
委員会は、郵便ポストの位置や大きさは文化財庁が最終的に決めて、設置するよう伝えました。
文化財庁の関係者は、「赤い郵便ポストに独島の絵が描かれる見込みで、鬱陵（ウルルン）島と独島の間を行き来する最終便が、郵便物を回収することになると聞いている」と話しました。
郵便ポストは来月にも設置される見通しです。