アメリカのポンペイオ国務長官が来月2日と3日に開かれるARF=ASEAN地域フォーラム閣僚会議に出席するためタイ・バンコクを訪れる際、ビーガン北韓担当特別代表も同行することがわかりました。
国務省の報道官が明らかにしました。
米朝の実務交渉を担当するビーガン特別代表がARFに出席するだけに、北韓側との接触が行われるのではないかという観測が出ています。
これについてアメリカの北韓専門メディア「NKニュース」は、北韓が崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官を派遣する可能性に言及しました。
崔次官は去年のシンガポールでの初めての米朝首脳会談を前にアメリカとの交渉に当たるなど、実務交渉に深くかかわってきた人物です。
ポンペイオ長官も、ワシントンで現地時間の29日に開かれた行事で、「米朝の実務交渉が近く再開されることを望む」としたうえで、バンコクで数日間滞在することを明らかにし、ARFに合わせて米朝が接触する可能性をちらつかせました。