アメリカのNSC=国家安全保障会議の当局者が先週、韓国と北韓の軍事境界線の非武装地帯（DMZ）で北韓の当局者と面会したと、海外メディアが報じました。
それによりますと、NSC当局者は、6月末に板門店（パンムンジョム）で行われた米朝首脳会談の記念写真を北韓に届けるためにDMZを訪れたとのことです。
この面会で、北韓の当局者は、非核化に向けた米朝実務者協議の再開について言及したと報じられていますが、これについて、ロイター通信は、北韓側が、実務協議を早期に再開する意向があると話したと伝えた一方、AP通信は、アメリカ側が、実質的な対話を再開する用意があるか尋ねたところ、北韓側が、近いうちに再開する用意があるとだけ答えたと報じました。
6月末に行われた米朝首脳会談以降、両国の当局者が直接会って意見を交わしたという点で、実務者協議の再開への期待が高まっています。