人の体に悪影響を及ぼすとされる「PM2.5」など、国内の大気汚染物質の濃度が高くなっているなか、去年1年間の石炭の消費量が世界で5番目に多かったことがわかりました。
イギリスの国際石油資本「BP」がまとめたところによりますと、2018年の韓国の石炭の消費量は石油に換算して8820万トンに上り、1年前の2017年に比べて2.4%増加しました。
これは中国、インド、アメリカ、日本に次いで世界で5番目に多い消費量です。
また、韓国の大韓石炭協会によりますと、2018年の韓国の石炭の消費量は1億3359万トンに上り、過去最多となりました。
なかでも、火力発電所の燃料として使われた石炭の量は9076万トンで、全体の67%を占めているということです。
これについて専門家は、価格の安さで石炭の消費量が依然として多くなっているものの、石炭の使用は「PM2.5」など大気汚染物質の濃度が高くなる原因となっているため、石炭の消費を減らしていく必要があると指摘しています。