韓日の対立が深まるなか、両国の政界や学界などの要人が集まって意見を交わす「韓日フォーラム」が21日から3日間、ソウルで開かれることになりました。
ことしで27回目を迎えるフォーラムは、韓国国際交流財団と日本国際交流センターが共同で開催するもので、今年は▲北韓の非核化問題と関係各国の役割 ▲韓日両国の国内政治力学の変化や両国関係への影響 ▲韓日の経済関係の現在と未来 ▲「韓日関係をいかに改善させるべきかー韓日社会の和解に向けて」の４つのテーマに分かれ、セッションが進められます。
韓国国際交流財団によりますと、今月21日から23日までソウル市内のホテルで開かれるフォーラムには、両国の政界、財界、学界、マスコミなどから50人あまりが出席するということです。
韓国からは、元外交通商部長官の柳明桓（ユ・ミョンファン）韓日フォーラム会長をはじめ、朴喆熙（パク・チョルヒ）ソウル大学国際大学院教授らが出席し、日本からは、慶応大学名誉教授の小此木政夫日韓フォーラム議長、自民党衆議院議員の齋藤健氏、山口壯氏、朝日新聞の箱田哲也論説委員らが出席します。
韓日フォーラムは、1993年11月に慶州で開かれた韓日首脳会談をきっかけに、民間レベルで両国間の幅広い対話を続けていくことを趣旨に発足し、毎年韓国と日本で交互に開かれています。