日本政府が７月、韓国に対する半導体材料３品目の輸出規制強化を打ち出して以来、日本製のフッ化ポリイミドの輸出が初めて許可されたことがわかりました。
30日、産業通商資源部や業界関係者などによりますと、日本政府は９月中旬ごろ、フッ化ポリイミドの輸出１件を許可しました。これまで、輸出管理強化の対象となった３品目のうちレジストとフッ化水素の輸出については、これまで合わせて５件の許可が下りましたが、フッ化ポリイミドは初めてです。
フッ化ポリイミドの輸出許可をめぐって、国内の半導体やディスプレイ業界では期待が高まる一方で、依然として不確実性に対する懸念も残っています。
一部では、先月28日、「日韓交流おまつりin Tokyo」に出席した赤羽一嘉国土交通相が「韓国は日本に文化を伝えてくれた恩人の国」として両国の関係修復を望むメッセージを送っただけに、規制がいくらか緩和するのではないかとの期待があります。
しかし、日本政府の輸出許可は、およそ３か月間でたった５件しかなかったことから、韓国の「ホワイト国」除外が制裁や規制でないことをアピールするためのものに過ぎないという見方もあります。
一方、韓国政府は今月１日、日本による輸出規制強化から90日目を迎え、公式な立場を表明する予定です。