日本政府は韓国駐在日本大使に金融・世界経済に関する首脳会合担当大使の冨田浩司氏(61)を充てる人事を決めました。
共同通信によりますと、日本政府は15日の閣議で、長嶺安政韓国駐在日本大使を交代させ、後任に冨田浩司氏を充てる人事を決めたということです。
冨田氏は1957年生まれで、イスラエル駐在大使を経て去年8月から首脳会合担当大使を務めています。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2004年8月からは韓国駐在日本大使館の参事官として、翌年1月からは、公使として勤務し、韓国の事情にも詳しいとされます。
また冨田氏は、外務省の北米局長も経験し、日米関係の専門家としても知られます。
最高裁にあたる韓国大法院による徴用工判決や、日本による輸出管理強化などで韓日の対立が深まっているなか、富田氏が両国政府の間の橋渡しの役割を果たせるかに関心が寄せられます。
発令は22日付けとなります。
一方、いまの長嶺大使は、イギリス駐在大使に決まりました。