アメリカの国務省は、ロシアの軍用機が韓国の防空識別圏（KADIZ）に進入したことについて「アメリカは韓国の同盟国として、最近のロシア航空機による挑発的な空中作戦に対する韓国の憂慮を強く支持する」と表明しました。
韓国合同参謀本部によりますと、韓国時間の23日午前、ロシアの軍用機６機が韓国防空識別圏に３時間ほど侵入し、これを受けて韓国空軍の戦闘機10機あまりが緊急発進し対応しました。
これについてアメリカ国務省は「アメリカは今回の件に対して韓国と緊密に調整している。引き続き状況を注視し、地域を不安定化させるロシアの追加の試みを防ぐ方針だ」と明らかにしました。
アメリカは、ことし７月に中国とロシアの軍用機が韓国の韓国防空識別圏に進入し、ロシアの軍用機が韓国の領空を侵犯した際にも、国防総省の名義で韓国と日本に対する強い支持を表明しています。