全国鉄道労働組合は20日、交代制勤務の導入や人員増などを求め無期限のストライキに入りました。
労組は先月にも時限ストライキを行っていますが、無期限ストライキに踏み切ったのは2016年に74日間の長期ストライキを行って以来3年ぶりです。
ストライキによって、高速鉄道のKTXと広域鉄道のセマウル号・ムグンファ号などの旅客列車と貨物列車は、通常の30~70%のみ運行されることになり、ラッシュアワー時の混雑や物流への影響が懸念されます。
労組は、人員4000人増の他、賃金の4%引き上げ、正規雇用への転換などの処遇改善、鉄道の公共性強化のための鉄道統合を求めています。
国土交通部は、鉄道公社の職員を高速鉄道のKTXに集中的に配置し、列車の運行回数を最大限確保するとともに、バス業界や地方自治体などの代替交通手段を活用して市民の不便を最小化する考えです。