韓国のインターネットサービス大手「NAVER（ネイバー）」は、４月15日に投票が行われる総選挙の運動期間中、リアルタイムで検索ワードを表示する「急上昇検索ワード」サービスを中断すると明らかにしました。
これまでNAVERは、ユーザーが個人で検索ワードのランキングを設定できるようにするなどの措置をとってきましたが、「選挙の公正性に影響を与える可能性がある事案が発生する場合」に備える必要があると判断したと説明しています。
NAVERはまた、候補者の名前に対する検索ワード入力時の自動完成機能や関連キーワードサービスの提供も中断するということです。
一方、NAVERはこれとは別に、来月から芸能ニュースのコメント欄を暫定的に廃止し、人物を検索した場合に表示される関連キーワードを今後、提供しないことに決めました。
NAVERは「『表現の自由』と『人権の保護』という価値が衝突する状況を技術的に解消するために努力してきたが、まだ不十分だ」として、芸能ニュースのコメント欄廃止の理由を説明しています。
インターネットサービス会社の「カカオ」も20日からポータルサイト「DAUM（ダウム）」でリアルタイムで提供している急上昇ワードを中断すると明らかにしました。