新型コロナウイルスの感染が急速な広がりを見せるなか、国民からは中国からの入国禁止を求める声が多く寄せられていますが、韓国政府は、入国制限措置を今の水準に据え置く方針を改めて示しました。
中央災難安全対策本部は25日、定例の会見で、入国制限措置を今の水準に据え置くとして「今のところ、この考えに変わりはない」と述べました。
政府は現在、中国・湖北省からの入国を禁止しているほか、中国と香港、マカオを「新型コロナウイルス汚染地域」に指定し、これらの地域から入国した韓国人と外国人に対して、検疫をより強化した「特別入国手続き」を実施しています。特別入国手続きの対象となった人は、入国後2週間は毎日1回、スマートフォンのアプリケーションを使って熱など体の症状を報告することが義務づけられています。しかし、この措置について、体の症状を自分で判断して申告することになっているため、実効性が疑われるとの指摘が出ています。