北韓が2日に短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射した問題で、国連安全保障理事会の緊急会合が5日に開かれ、イギリスやドイツなどヨーロッパの理事国5か国は会合のあとに非難声明を出しました。
非難声明を出したのは、イギリス、ドイツ、フランス、ベルギー、エストニアの5か国です。
声明は、北韓が去年5月以降、弾道ミサイル発射を14回も続けているとして、「挑発的な行為で、国連安保理決議に明らかに違反している」と批判しました。
また、北韓に対し、挑発行為をやめ、アメリカとの協議に誠実に取り組み、非核化に向けた具体的な措置を講じるよう求めました。
アメリカやロシア、中国などは共同声明には加わらず、安保理として一致した見解を示すには至っていません。
安保理関係者によりますと、会合で、アメリカは引き続き静観する構えで、新たな制裁決議案などに言及はしなかったということです。