韓国に入国したあと指定された施設での隔離にかかる費用の負担を拒否した外国人が初めて国外追放されたことがわかりました。
法務部によりますと、今月2日に台湾から入国した女性について、指定された施設での隔離にかかる費用の負担を拒否したため、韓国政府の隔離措置を拒否したとみて、国外追放することを決め、5日午後、出国させたということです。
法務部は今月4日に全羅北道(チョンラブクト)群山(クンサン)で自宅待機を守らず、自宅を離れたベトナム人留学生3人に対しても調査を行い、強制出国措置を取るかどうかを検討しています。
また、最近、韓国メディアが政府の隔離措置に違反した事例として取り上げた水原(スウォン)に住むイギリス人など、外国人の新型コロナウイルス感染者5人に対しても、管轄する自治体から資料を入手し、措置を検討しています。
すべての外国人入国者に対して2週間の隔離措置が取られた今月1日から、5日午後6時まで、入国が拒否された外国人は合わせて11人です。
韓国に入国する外国人の指定施設での隔離にかかる費用は1人あたり1日およそ10万ウォン、2週間でおよそ140万ウォンとなっています。