世界のジャーナリストでつくる非政府組織「国境なき記者団」が、毎年、各国の「報道の自由度」について調査する「世界報道自由度ランキング」 で、韓国は去年より1つ順位を下げ、42位となりました。
国境なき記者団は、韓国について、「民主主義が定着した国では、政府が報道の自由を制限するための口実として、国家の安保を利用することがある」として、「韓国は、敏感だと判断される情報、特に北韓と関係がある情報を公表する行為について、重く処罰する法律、国家安保法が存在する」とコメントしました。
韓国は、2006年に31位まで浮上しましたが、2016年には70位と、10年で40近く下がったことがあります。その後、2017年には63位、2018年43位、2019年41位と、上昇傾向にありましたが、今年は再び下落に転じました。
北韓は、2018年の米朝首脳会談などが評価され、去年は最下位を脱して179位でしたが、ことしは再び最下位の180位となりました。
報道の自由度が最も高い国は4年連続でノルウェーで、アメリカは去年より3つ上がり45位、日本は去年より1つ上がって66位でした。