国連人権理事会の下にあるWGEID＝国連強制失踪作業部会は、北韓に対して、北韓によって拉致された疑いのある行方不明者、34人に対する情報を公開するよう、書面で要請していたことがわかりました。
作業部会WGEIDが28日に公開した報告書によりますと、WGEIDは、去年9月に、このような内容が盛り込まれた要請書を北韓に送ることを決め、去年11月に要請書を送付しました。
WGEIDは、北韓がこうした要請に回答したかについては、明らかにしていません。
北韓により拉致された疑いがある行方不明者の34人の中、2000年以降に拉致されたとみられる人は6人、韓国戦争が起きた1950年より前に拉致されたとみられる人は1人で、残り27人は1950年から1951年の韓国戦争中に拉致されたとみられています。