韓国の大手インスタントラーメン・メーカーの農心（ノンシム）は13日、アメリカ法人のことし上半期の売り上げは１憶6400万ドルを記録し、過去最高を更新したと明らかにしました。
とくに、ウォルマートでの売り上げは35％、コストコは51％、アマゾンで79％増加するなど、大型流通業者での売り上げが大きく増加しました。
これについて農心は、「従来、インスタントラーメンは主に東洋人が買い求める製品だったが、今ではアメリカ人も好む食品へと成長した」と分析しています。
商品別にみますと、主力商品の「辛ラーメン」系列がアメリカ市場での成長をけん引しました。
「辛ラーメン」のことし上半期の売り上げは4800万ドルで25％増加し、「辛ラーメンブラック」の売り上げは1350万ドルで49％増加しました。
また、カップラーメンの「ユッケジャンサバルミョン」の売り上げは、前の年より13％増加した1300万ドルでした。
農心の関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大でインスタント食品に対する需要が増加したことで、大きな成果が得られた」として、「辛ラーメンがアメリカでのKフードブームをけん引している」と語っています。