ベトナム政府は、新型コロナウイルスの水際対策として実施している国際線旅客機の着陸禁止措置について、韓国、日本、中国、台湾を対象に今月中旬から部分的に解除する予定です。
ベトナム現地メディアは13日、ベトナムのフック首相が10日に開かれた政府の会議で、ソウル、東京、広州、台湾を対象に国際線の運航再開を準備するよう指示したと報じました。
ただ、航空便の本数は１週間に１本から２本に制限され、乗客には２週間の隔離措置が義務付けられます。
まず、ベトナム国民と企業関係者などが対象となり、今月中旬から国際線の運航が再開される見通しだということです。
ベトナムは、新型コロナウイルスが世界的に拡大した２月初め、韓国、日本、中国（香港を含む）、台湾間を運航する航空便の運航を中断し、３月からはすべての国際線旅客機の着陸を禁止しました。
ベトナムでは、１月下旬に初の感染者が確認されて以来、今まで372人が感染しましたが、死者は出ていません。
ここ３か月間は地域社会の感染者も発生していないことから、新型コロナウイルス感染対策の模範国の１つとされています。