アメリカのトランプ政権が、すべての授業をオンラインで行う大学の外国人留学生にはビザを発給しないとしていた措置を撤回したことが分かりました。
アメリカのICE＝移民税関捜査局が先月発表したこの措置をめぐり、トランプ政権を提訴するなど、大学や留学生たちが強く反発したことが影響したものとみられます。
これで、9月の新学期からすべての授業をオンラインで行う学校の留学生にはビザを発給しないとしたトランプ政権の方針は、現地時間の14日、発表からわずか8日で白紙撤回となりました。
これで、韓国人留学生およそ5万人をはじめとする世界各国からの留学生たちは、ひとまず安心できるものとみられます。
これに先立ち、ICEが外国人留学生に関する新たな規則を発表したことで、アメリカに入国しようとした韓国人留学生が、現地の空港で入国を拒否されるなどの混乱がありましたが、今回の発表で留学生たちの混乱が収まるか注目されます。