韓国では29日、中部と南部地域を中心に非常に激しい雨が降り、各地で浸水の被害が出ました。 
気象庁によりますと、この日、梅雨前線の影響で、全国的に雨が降りました。なかでも、中部や南部地域では非常に強い雨が降り、前日から29日午後5時まで降った雨の量は、韓国南西部の全羅南道（チョンラナムド）の和順（ファスン）で、226.5ミリ、光州（クァンジュ）で196.5ミリ、霊光（ヨングァン）で192.9ミリなど、多くの地域で100ミリを超える雨が降りました。
一日中降った雨の影響で、各地では、住宅や農耕地が浸水したり、道路が冠水したりする被害が相次ぎました。
この日、午前に出された豪雨警報は、午後になって全て解除されましたが、30日にも中部地方を中心に1時間当たり30ミリから50㎜の激しい雨が降る予報で、 気象庁は、雨の被害に十分備えるよう呼びかけました。